ブルージャスミン
自分の事をしゃべりまくるタイプの友人てのは必ずいる。
アクセサリーはすべてブランド物に囲まれて安心なんてタイプも必ずいる。
男にまかせっきりで金勘定を彼がいるから大丈夫なんて無責任な輩も確かにいる。
浮気に蓋をしちゃう人も確かにいる。
他人事じゃない話。
誰でもあてはまる話。
セレブから転落したジャスミンの話は笑えない。女にしろ男にしろセレブじゃなくても人間ならばこの映画の様に誰しもが陥る可能性は十分あるから。
なんて恐怖映画!
破産したジャスミンが地道にがんばって生きていく珍道中をウッディアレンは意地悪〜な目線で徹底的にこき下ろして描いている。ジャスミンに言わせるセリフもなんて意地の悪い数々。。
「。。。ブルームーン。これは主人と出会った時に流れていた曲なの。。」
「そのヴィトンあたしのよ!」
「カリブを思い出すわね。。」
んー。夫の仕事の話よくわかんないの。
映画の中だけじゃなく、日常でも一回は聞いた事があるかもはたまた言っちゃったりした?的な恥ずかしい〜セリフ。がたくさんあのケイト様から出てくるもの凄さ。
すごいね!ウッディ!
そうして気づけばゴシップ記事を読んでる目線になってきている自分!怖い!
ウッディったら女性の悪い部分を映画だけでなく私にまでさらけ出させる気?
もう冒頭部分から震えが止まらなくなっちゃうわよ。
畜生!独り言が止まらないのよ!
手持ちの服が無いからブランド物を着回しすぎて映画の後半では汚れたりところどころほつれて行ったりするのが目に見えて分かり、涙誘われたわ。
でもジャスミンてば、モテモテなのに。妹ちゃんもモテるのに。
なんかゆるいというか。おバカなのだ。
金と名声と権力には弱いのだ。
ウッディってば怖い!!
えっ?私セレブ諦めてないから。