グランドブタペストホテル
暖かい映像。映画への深い愛を毎度の事ながら感じるウェス・アンダーソン監督。手作りの洋服や小物を見ている時に感じるあの感覚。今回はかなり完成度高い。シンメトリーもさらなる高みへ。
舞台であるホテルは30年代から現代へとシーンが変わっていくのだが、繁忙期の30〜40年くらいのきらびやかなこと!優雅なこと。栄華。
そこからの冒険活劇、そしてファジズムの暗い影。
映画への夢と愛、そして狂気がちらちらいりまじり、監督の作品の中では1番ドラマチックなストーリー展開。
最後まで弁護士がジェフゴールドラムって気づかなかった!ウェスマジック!
可愛いだけじゃなく、毒があってやっぱりたまらない。
ハーケンクロイツに似せてる垂れ幕すら可愛くアレンジしちゃって。。